ライブドアを批判する人達がよく指摘する内容として、企業買収以外にビジネスの柱が何なのかよくわからないという事があります。
ライブドアの会社概要を見ても、これがライブドアだという特徴が見えません。同じような業態で先行するヤフーは、ポータルとブロードバンドが主要な柱だという事はだれでもすぐに思いつくのにです。 これは、ライブドアが抱える主要事業と関連企業のシナジー効果が十分に発揮されていない事が原因ではないかと思います。 さて、ここからはライブドアが目に見える事業の柱を構築する話しです。 ライブドアが買収した関連企業の中に、弥生という有名な会計パッケージソフトの会社があります。昨年の店頭販売では日本一になったそうです。大変に価値ある商品を持つ会社ですが、パッケージの店頭販売を主力にしていては、ライブドアとのシナジー効果を高める事が難しい。 では、どうするのでしょうか? 私なら、業務ソフトである弥生シリーズを完全にウェブ・アプリ化して、更にデータセンターで効率よくホスティングできるよう作り直します。 また、店頭販売から、ブロードバンド経由による月額使用料契約へ、ビジネスモデルの転換を行います。 一方で、ライブドアは全国の主要ビジネス都市をサービスエリアに持つブロードバンドISPを買収します。 そして最終的に、全国に何十万社とある弥生ユーザーを自社のブロードバンド+業務ソフト弥生の月額利用サービスへ囲い込むのです。 このようなアプローチにより、目立つビジネスの柱が構築できます。 さて、クラサバで稼動している業務アプリを完全なウェブ版にしたり、データセンターでサーバー・ホスティングするASP方式のノウハウは、弊社と業務提携する事で実現可能です。 弊社は2001年から香港、華南で会計と貿易業務のウェブアプリを、上記の方式でASPサービス提供しています。 #
by isl2005
| 2005-03-07 19:26
| つれづれなるままに
SIOIの継続的な開発は、セブ(フィリピンにあるリゾートアイランドですよ!)のオフィスで行っています。英語版の業務ソフト開発を行うとき、フィリピンは良い選択なのです。
最近流行りの、リモート開発なんです。 メリットは、香港人プログラマ数人分の費用で、10人弱のセブ・オフィス経費がすべてまかなえるという事ですね。 デメリットは、開発側と導入側の人間を調和させるのが難しいという事です。 香港側では、開発が遅い、バグが多いと文句を言います。セブ側では、仕様変更が多い、仕様間違いが多いと文句を言います。お互いに、相手がより完璧な仕事をする事を「当然」のように考えがちになります。 いわゆる、セクト意識というやつでしょうか? これを解決する方法は、お互いに相手の仕事を尊重し、両者の頻繁なコミュニケーションを促すほかにありません。 技術的な事では、仕様書の簡略化という事がありますね。 これはリモート開発が盛んな米国でも問題になっているようです。つまり、いくら開発費用の安価な国へプロジェクトを持っていっても、すべての開発仕様を仕様書に書いて送っていたのでは、時間もかかるし、コストの削減効果も薄くなります。 そこで、香港側からの指示は必要最小限に留めます。逆に、セブの開発側は、詳細部分を自分で考えて逆提案するようにします。その為に必要な業務知識や背景知識などは、開発側が望むだけ送ります。すると、最初のプロジェクトは少し時間がかかりますが、2度目からはより少ない情報、短い時間で開発できるようになります。これを繰り返して、開発側にも業務知識の蓄積を図ります。 単発のカスタム開発だと難しいですが、SIOIはパッケージソフトなので、このような知識ち経験の蓄積は開発コスト削減と開発時間の短縮に有用だと考えています。 #
by isl2005
| 2005-02-23 18:25
| つれづれなるままに
SIOIの受注画面では、顧客コードを入力すると、支払条件や販売通貨等が自動的に挿入され、操作者が判断しなくても良いようになっています。これらの設定情報は、顧客マスターへ予め登録されます。
ところで、販売通貨や支払条件は、同じ客先でも部門が違うと条件が違う事が頻繁にあります。いまのSIOIでは1顧客コードで一種類のパラメタ・セットしか登録できません。 それでは顧客コードを変えれば良いのですが、そうすると経理でデータを流すときに問題が生じますので良い方法ではありません。 そこで、顧客コードの後ろに枝番号をつける事にしました。 一つの顧客コードで、たくさんのバリエーションの登録ができますが、売り掛け情報として経理へ転送する時には、ひとつの人名勘定へ集約できます。 あとちょっとで、この改造が終わってベータテストを開始します。 うまく行くようであれば、業者マスターへも導入したいと考えています。 #
by isl2005
| 2005-02-22 16:41
| つれづれなるままに
SIOIはどんなソフトなのか、以下にご紹介します。
【目的】 部材や完成品の見積もり、受注、発注、在庫管理を行うソフトです。 【特徴】 1)完全なウェブシステムです。 2)英語と日本語、或いは英語と中国語など2ヶ国語の入力と表示ができます。 3)パソコン側で必須のソフトはIEとアクロバットだけです。 4)すべてのレポートをエクセルにダウンロードできます。 【システム概要】 アプリケーションサーバーはColdfusion MXです。 データベースサーバーはSybase ASA9.0です。 【販売方法】 1)ASP方式(月額料金方式)です。 2)1ユーザーライセンスは32000円/月です。 3)5ユーザーまでのパッケージは、追加料金無しで弊社のコモン・サーバーご利用頂けます。 【導入方法】 1)客先にサーバーを置きませんので、客先でのインストール作業はほとんどありません。 2)営業と共同でデモを行います。 3)必要に応じて、お客用のデモサイトを用意し、試しに使って頂く事も可能です。 4)教育は、初歩的な操作から、客先の業務フローに合わせた応用編まで、何回かに分かれます。 【主要な伝票画面】 1)見積もり画面 2)受注画面 3)発注画面 4)入庫画面 5)出荷・販売画面 【主要なマスター画面】 1)業者マスター 2)顧客マスター 3)出荷先マスター 4)倉庫マスター 5)通貨マスター 6)税金マスター 7)支払条件マスター 国内の売買管理のシステムとは少ししくみが異なります。輸出入が絡んで来るためです。また、英米式の売買慣習を採用しているSIOIでは、基本的に出荷単位=販売単位、入荷単位=購買単位です。 #
by isl2005
| 2005-02-18 16:58
| 募集内容
このブログは、弊社のエンジニアを募集する事を目的として始めました。
弊社の社名は、Internet Solutions Limitedといいます。 エキブロの規約に従い、弊社サイトを、上記の社名にリンクを張りました。 弊社の社名は長いので、略称はISL(アイエスエル)です。 本社は香港にあり、3人の日本人で経営しています。 フィリピンのセブに、ウェブ版貿易ソフトの開発センターがあります。 中国華南のトンガン市に、生産管理ソフトの開発センターと販売拠点があります。 これら全部を含めて、社員は60人くらいでしょうか。 社員の国籍は、日本人、香港人、中国人、フィリピン人、ネパール人と多様です。 お客様の99.9%は、香港、日本、中国大陸にある日系企業です。 業務の概略は、インターネット・プロバイダー、システム・インテグレーション、ハードウェアの販売、それに業務ソフトウェア開発です。 弊社の事で更に知りたい方は、下記アドレスへメールを下さい。 info@hkisl.net #
by isl2005
| 2005-02-17 18:38
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